歌会コメント
新入生11名、総勢22名で新入生歓迎会を行いました。自己紹介を改めて実施し、新入生企画について話し合い、歌会（テーマ詠「目に見えないもの」）は新入生のみとニ回生以上のみのグループで分けてやりました。歓迎会後は、ご飯会、さらに鴨川で花火もして充実した会でした。
詠草
サンセットビーチの粗いサンセット 事実、光子があるのだと知る／朝霧りん
それは温度感 ぬるい空気ひっそりと排水溝にはピンクの染料／滝春子
犯人が硝子を切って水晶を奪うところも見逃す豚の眼／谷本朔弥
ザリガニの殻は厚くてザリガニがイジられてきた歴史の長さ／カジオ・ブランコ
満腹度空になったらもう遅い 唯一喰らえるものはダメージ／蛇口
目を見ろと言うから覗いてみたけれど月が映っているだけでした／小池ひろみ
雨の日に素手で片栗粉を揉めば海月の骨を握った心地／武田歩
ブランコが夜空の下に揺れていて乗っていたのはあの内の誰／森井翔太
- このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
- 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。