歌会の記録:2023年7月5日(水)

歌会コメント

高まる雨の音に怯えつつ、見学の方1名を含む14名での対面歌会を行いました。京大短歌内の有志で発行したネットプリントの話題で盛り上がり、「コインランドリーが抒情的なものとして扱われて久しい」という言葉が印象的でした。

詠草

白い影(しだいに男の首筋)は沖へと向かい音が残った/津島ひたち

活字 髪が揺れて 風上 庭球場 そういう未来もあったと思う /風科杏

気を抜いた一時停止の標識の首が飛んだ 全てが走り出した/柳

さみしさは水銀の味 ぼくがきみのインターネットになってあげるよ/布野割歩

知らぬ間にTimeLeapで8:30ゴミ袋1つブラーンブラーン/森井翔太
  • このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
  • 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。

会員ログイン

この歌会の記録には、会員のみに公開された内容があります。限定内容を表示するにはパスワードを入力してログインしてください。