歌会コメント
11月最初の歌会を行いました。題詠ではなく自由詠でしたが、さまざまな「光り」が詠み込まれた歌が提出されました。
詠草
橙にビニールカーテン反射して三角巾に前髪なおす/小野りた 君が吹くしゃぼんにひかりこの夏に言いとどまった言葉のすべて/工藤鈴音 あゆみたし いずこへまでも 四季ともに 照りかえす陽の ねつをあびつつ/坂梨誠治 テールランプの赤みを横目に流しつつ君だけ行ってしまったバス停/後藤英治 P波後に君の送った「おやすみ」がS波の前にわたしに届く/武田歩
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