歌会の記録2017

7月の定例歌会、前期期間最後の歌会でした。 裾の端に月がふらりと顔を出し一人の少女の終わり始まる　／工藤紗都子 ふくふくのあの仔がぺちゃっと寝転べば宇宙につなが…

テスト前最後の歌会でした。台風とかぶりそうで開催が危うかったです。 ワンピース川面に裾を濡らしつつ混じり立てども君だけの白　／寺山雄介 ただ上に上に向かって咲い…

三年ぶりのゆかた歌会でした。 公開詠草はありません。

六月中旬の歌会、西川さん初司会でした。 静止する木立の陰に隠れんぼ　私、いつでも消えてしまえる　／さやこ 題詠「水」 夏風邪にうなされる君の頬っぺたは水蜜桃のよ…

司会は小林さんで参加者は8人でした。 夜の背中は海岸線になるここで気圧の谷を迎え撃とうか　／小林通天閣 幸せな夜の終わりにうつむけば雲を織りなす明かりと三日月　…

司会が寝坊したので急遽司会を代わってもらった歌会でした。 春の庭春の光はまばゆくてペットボトルの冷たさ守る　／金山仁美 道端に投げ捨てられた烟草（えんそう）がま…

新人賞に向け歌会前に連作歌会を行っておりました。 水槽にあなたを閉じ込めておけたらと思いつつ君と見るアクアリウム　／掛川悠矢 愛している愛しているからもう二度と…

高橋さん司会で参加者は七名でした。 やわらかな光包んだカーテンに肩を預けてきみは風の子　／夏雪 ゆるゝあらゆる微温火（ぬるび）な絶えそとあまく撫づ朝なさなかには…

OBOGの方が来てくださったのでゲリラ歌会を行いました。題詠も行ってみました。 噴水をめざして歩く目や耳が噴水そのものになってゆく　／阿波野巧也 朱に沈む墓の軽…

四月の定例歌会、昼に行うと時間の制約がなくてよいですね。 ここまで来てもまだ空が見えるのはちゃんと部屋の掃除をしたから　／金山仁美 御前のみ如何でか赤き風薫る皐…