歌会コメント
歌会 参加者5名。
松島さん久々の参加。北辻さんが司会をされました。
詠草
01 肺胞にたんまりと貯めた酸素吐く盛りは過ぎた夕立ちの午後 北辻千展 02 急襲にブーケも流れ大宰府線避けたはずのジューンブライド 山口弘 03 爆発の後なる空夜幾年の幕を落として灯す蛍火 増田一穗 04 加湿器の湯沸かす音の満つる夜は柩の底のやうに眠りぬ 松島綾子 05 さよならはいつまでだろふ手の甲が骨となりゆくまで白昼夢 松島綾子 06 唇に頬に紅載せ迂闊にも未来(さき)の事など口走りつつ 生駒圭子
- このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
- 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。