歌会の記録:2024年11月13日(水)

歌会コメント

見学者2名を含む、8名で歌会を行いました。韻律や助詞の有無という歌の概形の問題のみならず、個々人の経験を通して主体の内面に迫るような評が多く見受けられました。感想として見過ごされてしまいそうな漠然とした印象が、新たな歌の解釈に繋がっていき、より深く作品を鑑賞できたように思います。

詠草

散歩道、綺麗と平和を、守るため、不審者情報、剥がして回る。/古巣ウルトラ

紅葉山遠く広がるベランダに腕をひらいて取りこむ布団/武田歩

いつにない夕立だった。引きずった痕がホームへ残るくらいに/依田口孤蓬
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