歌会の記録:2023年4月15日(土)

歌会コメント

雨のため吟行歌会の予定を急遽変更しての歌会でした。新歓参加者6名を含む16名で字詠を行いました。

詠草

字詠「葉」

現金で (グッバイ諭吉、達者でな)(ウェルカムトゥーマイ財布、一葉)/湯浅桃

側溝で雨に打たれる紫陽花の葉脈の中をはしる雨水/三上麦

新しき友といつつ京都駅で
海の柿の葉 おもうふるさと/たうよしいりも

無意味こそ意味であること かけ声で、かけ声、右を向いたら葉擦れ/佐々木葉

葉を落とす心地の良さを知っている木は地にとどまることを選んだ/武田歩

後ろから吹く風枯葉が浮く足下なんて思って進めばいいの/磯貝拓海

いつまでも黄色点滅信号機 葉書一枚くれればいいよ/成山ジュンヤ

葉緑体移植技術が完了す 次はミトコンドリアも増やそ/石川巨木
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