歌会コメント
会員10名で植物園にて吟行歌会を行いました。天気にも恵まれ、見ごろの薔薇や初夏の草花を満喫しました。
詠草
比喩として人名をつけられた花 私の歌が咲く咲く咲く咲く/真中遥道 いい加減ガチ恋するのやめちゃえば?遠くの薔薇より隣の野花/三上麦 あの人はオイル切れつつ他を助く フウリンソウの二、三の賢者/たうよしいりも ちいさき葉で出来た木漏れ日上澄みを醤油に浸けてご飯に乗せる/森田歩 誓わない握手の強さで花びらを重ね合わせて夜を越す薔薇/武田歩 水がめに投げ入れられたヒナゲシを娼婦のようだと空き瓶にさす/雨居奎基
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