歌会の記録:2017年1月19日(木)

歌会コメント

司会は北虎でした。時間があったので題詠も行いました。

詠草

遮断桿降りてルビコンルビコンの川面ふみ切り岸指す小石 /小林通天閣


幸せになりたい笑っていたいなんていうかな、小籠包だよ /寺山雄介




題詠「文房具」

月の無い冬空きみがよく見える 瓦礫に立つ万年筆の先 /小林通天閣


右頬に黒鉛のあと昨晩の冷めきったコーヒーを飲み干す /高橋由香里


大人へのかいだんをのぼる 母さんにないしょでシャープ・ペンシルをかう /樟鹿織


鉛筆をナイフで削り一画目 一筆毎に削れる鉛筆 /寺山雄介


これセーフ、と君が放ってくる黒ペン サインの練習だけやっておく /北虎叡人
  • このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
  • 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。

会員ログイン

この歌会の記録には、会員のみに公開された内容があります。限定内容を表示するにはパスワードを入力してログインしてください。