歌会の記録:2011年10月10日(月)

歌会コメント

吟行題詠歌会。参加者3名。
吉田山を歩きながら、歌を各自二首作る。題は「玉」、「巻」。吉田神社から登りはじめ、適当に歩いていると北参道へ抜けたのであった。
その後の歌会のほうは冷静に、的確に、という感じ。一首の良いところ、直すべきところをきっちりと言い合った。
題詠になると、何故か皆大掴みな歌になるという不思議。

その後はご飯を食べ、鴨川デルタで短歌しりとり。異様に「う」が当たり易い(例;歌集、短歌賞、雲母集)ので、要予習である。

詠草

題詠「巻」

貝類は解かれ巻かれ幾億の世代の果ての今朝髪を梳く  笠木拓


題詠「玉」

これがぼくの玉座なんだよ拝殿の裏に積まれし黒き杭群 (くひむら)  藪内亮輔

感覚をかつての感覚がなぞる玉虫厨子まだ閉じてあり  大森静佳
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