吟行の記録:2026年4月4日

歌会コメント

詠草

早咲きの桜のしろく溜まりゆく堀に蛍はねむりつづけて/武田歩

葬列が割り込む余地のない岸辺 拾わなかった語彙のひとひら/山口晴日

骨のない傘にさよなら雷鳴は白い平和をゆるり切り裂く/中村拓人

あなたとの会話に浮かぶたくさんの風が向かっている港町o p p o r t u n i t y/カジオ・ブランコ

花びらは次々と川の面に落ちて川の深さがよく見えている/船田愛子

おかね村 おかね村へとふる雨でゆっくり光りだす五円玉/有賀あむ

花の道 だまって歩く 私たち チキンたまごの サンドウィッチね/佐野新太

十五分先のみんなと合流を花が筏になるようにした/湯浅桃
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