歌会の記録:2022年9月4日(日) 

歌会コメント

OBOGの方々と合同歌会を行いました。3名の先輩方と13名の現役会員が参加しました。有意義かつ楽しい交流の場となりました。

詠草

念入りに曲がりくねった公園の自転車よけに死にそうな蝉/土岐友浩

竹藪をつがひて過ぐるメジロをりてあくがる霊(たま)を案内せむとや/岡鷹男

金網に上げればカツは山口の輪郭を持つ雨間の店に/小野りた

この街を四捨五入していくとして真っ先に消えそうな露草/今紺しだ

青空に押し潰されて噴水は噴水のかたちを成している/武田歩

詩の言葉は文字列となりわたしには理解できない パフェを喰らう/三上麦

夕暮れはあなたがわたしであったこと忘れそうになる影と歩んで/穂波
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