歌会コメント
2020年2月以来の対面歌会を行いました。参加者12名全員にとって初めての対面歌会でしたが、とても盛り上がった楽しい会となりました。今後は少しずつ対面活動を増やしていきます。
詠草
わたしにはサドルが高い自転車で君のいつもの風を浴びたい/小野りた 蝉だけが欠席している 空梅雨に次の季節を開講するには/鉄嶋知々和 引き出しの奥の思い出 銀色の飛沫と宙へ跳び出す鯨/真中遥道 もう長くマクロファージを飼い慣らす犬を拒絶し続ける身体(からだ)/武田歩 「うまれたら質量保存をまもってね、それから交通ルールもすこし」/野上武仁 泡ぶくの言葉を吐くごと喉もとに鱗の生える、覆われてゆく/福田紗菜 雨がポ、ポ、ポとうちつけて無花果にあくまで人間らしくタッチ/鈴江義之
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