歌会の記録:2005年2月11日(金)

歌会コメント

歌会 参加者六名。
短歌結社「心の花」の大野道夫さんがいらっしゃいました。
読みのアプローチに切れ味を感じました。ふだんあまり意識はしないけれど、京大短歌独自の読みのコードのようなものの存在を実感しました。
その後の飲み会までお越しいただき、ありがとうございました。

詠草

01 ふわふわと自転車を漕ぎ郵便夫はおとうとに似た影をこぼした  東郷真波

02 棒の銀口中に入れらるる午後どこまでもいない私は  大野道夫

03 かえりたい 呟くときも指先で痛くて熱い螺子を捲いてる  増田一穗

04 君は僕の大切な蝶 はりつけて死刑台まで逃さぬように  生駒圭子
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