歌会コメント
忘年歌会 参加者11名。
吉川宏志さんがいらっしゃいました。2004年の会長、生駒さんへ贈る歌もいくつか。生駒さん、ありがとうございました。
みなさま、来年もよろしくお願いいたします。
(↑この文章を書いているのはもう1月の末なのですが(笑)。)
(追記)
歌会のあとは「大文字」にて鍋を囲みました。
詠草
01 網を抜けるように月夜は更けていくちぎれるものは皆過去になる 金田光世 02 鈍色の眼鏡のふちへキス君が白夜の底で迷わないよう 増田一穗 03 不意に影もたらし長くとどまれる父は襖と思もふまでしづか 澤村斉美 04 女とは抱かねばわからないと言う男ありだが夕焼けは抱けぬ 吉川宏志 05 最初は、夏の人といふ印象だつたけれど ともに待つ冬の日ざしはやさしくて細き下枝の影を濃くせり 西之原一貴 06 残照をにらみつけるとおまえの頬はますます白くあかるく冴える 東郷真波 07 薄曇りの正午裸足のあしゆびに裸足で触れるそれを合図に 生駒圭子 08 中葉を生きてゐるらしナトリウムランプの下に銀杏とわれと 北辻千展
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