歌会コメント
歌会 参加者10名。
杉田そらんさん初参加。久々に1人2首出された方もちらほら…創作の秋です。
詠草
01 字足らずのような約束重ねつつ数をあわせるための指切り 光森裕樹 02 折り重なる雲の暗がりはらはらと何を敷き詰め寝転ぶ神か 金田光世 03 肩口をぶつりと食めど生温いだけの鉄錆 凪は去らない 生駒圭子 04 夢を見ることの鋭さ赤き谷黄色き谷を列なし越える 増田一穗 05 人波に流されながら橋渡る私のほほ殴る風かも 西之原一貴 06 うっとりと街を埋うずめる牡丹雪 無菌のひかりに触れてふくらむ 東郷真波 07 おほいなる喪失ののち貝殻は何かを容るるべきかたちして 觜本なつめ 08 きかがくてきなもんようなのね、数学の。本は、眠く、なるわ。(落下) 増田一穗 09 おかけになった番号は十月の届かないため繋がりません 下里友浩 10 いまたしかに現うつつを裂いてあらわれる朝焼けまみれのおとついの夢 東郷真波
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