歌会の記録:2003年4月27日(日)

歌会コメント

歌会 参加者7名。
黒瀬さんの研究会から合宿に流れ込んだ後の歌会でした。この日も時間ぎりぎりの、濃い歌会になりました。

詠草

01 潜りゆく鴨の尻かの治者に似て水だ流れる水をよろこぶ  棚木恒寿

02 風のないベンチで雨を待っている彩度の低い肺を浮かべて  金田光世

03 階段は陰へ陰から光へと歩めるほどに足音なせり  西之原一貴

04 幾色のひかりを籠めたる御堂か 呪ふやう聖句(スペル)撒くをんなゐて  増田一穗

05 胸元に落ちたうすべにもし恋と名付けるならば容易いけれど  生駒圭子
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