歌会コメント
歌会 参加者5名。
吉川弘志さんが参加されました。
詠草
01 鄙に寄る船より下げる 珠の匣 船子も降りて 口歌の匣 北辻千展 02 昼過ぎてカーテン越しの春の日はモデルチェンジの必要を説く 西之原一貴 03 排便の父の吐息が漏れ聞こえ白き鸚鵡を取り逃がしけり 松島綾子 04 春の雨降りそうもない 同病の一人(いちにん)と居る私のめぐり 澤村斉美 05 ことことと階段(きざはし)上る足なれば石仏の前に捧げてしまふ 松島綾子 06 雀らは屋根に跳ねおり雪のあとつるりと青き天あらわるる 吉川宏志 07 風邪ひけば手足幼くなるものかタオルケットの毛玉をつまむ 吉川宏志
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