歌会の記録:2003年1月23日(木)

歌会コメント

歌会 参加者5名。
生駒圭子さん初参加。久々の平日歌会でした。多忙な方が多いようです。

詠草

1 ふふみつつある枝もちて梅の木はしづかに春の雨に濡れをり  西之原一貴

2 ぬばたまの疲れし夜の現実を弱める為に音楽(おと)を強める  北辻千展

3 ダイエーの袋を両手に食い込ますもう一人では生きてゆけない  小林加奈

4 べにいろの雲となりたる命かもパネル欠けたるその鉄片の  松本隆義

5 寒空のかき砕かれる音させて子らは霜の柱を踏みをり  増田一穗

6 別れたるのちの坂道ギア上げる"There Will Never Be Another You(自分は自分)"口ずさみつつ  西之原一貴
  • このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
  • 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。