歌会の記録

巷では風邪が流行しているなか行われた歌会でした 純愛の「ん」の字のほどで足を止める　洗いすぎて褪せたカーテン　／金山仁美

多くのOBOGの方々が来てくださいました。初めて集会所を使ってみましたがいい建物でした。 水シャワー冴（さむ）く蛇行す白肌に太陽のない大地をかぞふ　／妹尾歩 福…

今日はほかの歌会と被るなどして参加者が少なかったです。 蚊一匹闇に潰えて遠くよりサイレンの来るしずかな零時　／石本森羅 風はやみ捲めくり捲らるる機関紙よ　川は水…

秋になりました。大学が始まるとともに京大短歌の後期の活動も始まりました。 マカロンもいちごパスタも秋の季語ひとり少年の手に造られて　／濱田友郎 海の音をおぼえて…

八月の定例歌会でした。来月の定例はありません。 Discrete Element Method　白砂の動きは予想を外して　／寺山雄介

夏休みなのでゲリラ歌会でした。夏休みはゲリラ歌会がメインです。 川沿いにさざめく声は混じりあいそろいはじめる大文字の火　／田島千捺

7月の定例歌会、前期期間最後の歌会でした。 裾の端に月がふらりと顔を出し一人の少女の終わり始まる　／工藤紗都子 ふくふくのあの仔がぺちゃっと寝転べば宇宙につなが…

テスト前最後の歌会でした。台風とかぶりそうで開催が危うかったです。 ワンピース川面に裾を濡らしつつ混じり立てども君だけの白　／寺山雄介 ただ上に上に向かって咲い…

三年ぶりのゆかた歌会でした。 公開詠草はありません。

六月中旬の歌会、西川さん初司会でした。 静止する木立の陰に隠れんぼ　私、いつでも消えてしまえる　／さやこ 題詠「水」 夏風邪にうなされる君の頬っぺたは水蜜桃のよ…