歌会コメント
歌会 参加者7名。
黒瀬さんの研究会から合宿に流れ込んだ後の歌会でした。この日も時間ぎりぎりの、濃い歌会になりました。
詠草
01 潜りゆく鴨の尻かの治者に似て水だ流れる水をよろこぶ 棚木恒寿 02 風のないベンチで雨を待っている彩度の低い肺を浮かべて 金田光世 03 階段は陰へ陰から光へと歩めるほどに足音なせり 西之原一貴 04 幾色のひかりを籠めたる御堂か 呪ふやう聖句(スペル)撒くをんなゐて 増田一穗 05 胸元に落ちたうすべにもし恋と名付けるならば容易いけれど 生駒圭子
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