歌会コメント
参加者5名。十谷あとりさん、初参加。遠く奈良から来て下さいました。歌会前に京大短歌13号の発送のための宛名書き。貫徹明けの永田紅さんも手伝いに駆けつけてくださいました。
詠草
01 シーソーの上で小雨に濡れているひとりぼっちの桜桃は釦 十谷あとり 02 どの夏も帽子被らぬままに過ぎ御池大橋路面が眩し 澤村斉美 03 ぽぷらあの高み仰げば休みなく散るひさかたの陽のアルペジオ 十谷あとり 04 雲を雲と呼びつつ止まる友よりも自転車一台分先にいる 澤村斉美 05 遠景の若き公孫樹の葉の陰に重なり蜘蛛は巣に揺れており 西之原一貴 06 玉葱に芽が吹きある日、雲掃けば梅雨も明けて夏の訪れ 山口弘
- このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
- 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。