歌会コメント
新入生どうしの親交を深めるための、新入生歌会の第二回を行いました。
詠草
クマゼミはひとりひとりで鳴いているけれどゆるやかな四分休符/月隠いち きみ色は透き通ってて世の中の全てがほんのりきみがかってる/雪野菜帆 送信を取り消しました 明け方のベッドで僕はふるえてました/齊藤ゆずか 迷うことすらできなくて 延々と読む時期を待つサリンジャー選集/熊澤洋介 百日紅が地蔵の傘になるように高き土塀に開けられた穴/小野りた 炭酸と夏は似ている泡立った二人もやがて気が抜けていく/真中遥道
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