歌会コメント
詠草
早咲きの桜のしろく溜まりゆく堀に蛍はねむりつづけて/武田歩
葬列が割り込む余地のない岸辺 拾わなかった語彙のひとひら/山口晴日
骨のない傘にさよなら雷鳴は白い平和をゆるり切り裂く/中村拓人
あなたとの会話に浮かぶたくさんの風が向かっている港町/カジオ・ブランコ
花びらは次々と川の面に落ちて川の深さがよく見えている/船田愛子
おかね村 おかね村へとふる雨でゆっくり光りだす五円玉/有賀あむ
花の道 だまって歩く 私たち チキンたまごの サンドウィッチね/佐野新太
十五分先のみんなと合流を花が筏になるようにした/湯浅桃
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