歌会コメント
7人で対面歌会を行いました。夏らしくエネルギーのある歌会でした。また、歌会後は、短い時間でお題に基づく短歌を即興で詠む「題詠」を行いました。お題は「カレンダー」でした。
詠草
【通常歌会】 蝉を見ない夏だ 許せぬ人たちを許せぬことが手触りをもつ/金山仁美 懐かしい道がいつもの道になる帰省初日に行く通学路/武田歩 詩は遠のく、生きているから。死は遠のく、生きているだけの僕から。/三上麦 【題詠】 カレンダー破らずにいる部屋だからまだひぐらしがよく鳴いている/武田歩 年末を切り裂くように西日射す めくらないままのカレンダー/逸川シキュウ
- このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
- 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。