歌会の記録:2005年9月25日(日) 

歌会コメント

企画「歌葉歌会」 参加者9名(他、出詠1名)。
歌葉新人賞の候補者のみなさんを京都にお迎えして、歌会をしました。
司会をされた觜本さん、多忙ななか参加してくださったみなさんに、最大の感謝を。

歌会のあとは、喫茶店にて短歌についてあれこれ話しました。
ひかりさす二階の小さな部屋へ上がって過ごしたひとときが印象的でした。

詠草

01 いまいちど声をあたえよのどもとに架空の鳥をよびもどすとき  觜本なつめ

02 眠りよりもどれば閉ぢてゆくからだ、烏は鳴けりそんな時間に  西之原一貴

03 人間をふかく信じるこいびとはぼくを信じる手間を省いて  斉藤斎藤

04 眼球にたっぷりと春雷揺れて重たいうまく歩けやしない  東郷真波

05 水面をすべる船底を見上げつつ寝台列車は東へ向かう  しんくわ

06 橙の少し足りない女の子 生理不順の月が欲しいの  高井志野

07 受け入れるだろう ケーキの紙箱の片側をこう開く感じで  兵庫ユカ
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