歌会コメント
京大文化祭NFも終わった翌日、会員7名で毘沙門堂に吟行へ行きました。見事に色づいた紅葉や動く襖絵を楽しみました。
詠草
(紅葉を名に負えず散るいちょうの葉みたいで)黄色いもみじがきれい/風科杏 もみじ葉の緑と黄色の境目にこんな冬でも連続的で/森井翔太 グレーチング 穴に落ち葉を詰め込んで 綺麗になったと微笑む夜明け/ナカジマシン 筆擡げ生きていなさい 毘沙門堂の紅葉はおもく朱(に)塗られてゆき/森田歩 母の金魚を胸に抱えて日曜日 紅葉こんなにも濡れている/津島ひたち 肩ふたつならべつつゆく石段はどの葉も秋に息つまらせて/布野割歩
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