歌会コメント
会員7名に外部から参加された方1名を加えた計8名で対面歌会を行いました。様々な解釈が見られ、じっくりと議論できました。
詠草
それぞれに樹は生きていて雲は過ぎ順番に陽が当たりはじめる/武田歩 革命にひとつ足したら雨の夜 泣き出したわたしを抱きしめて/砂蘭 いきている いきているのとさけぶのに ただ宙をかすめるだけの 喉/古鞘 腹痛にしずかに耐えて 水面に蜻蛉が産卵していくプール/船田愛子 (0,1)の開区間へと迷いこみのばしてものばしても届きはしない/森井翔太 取り消しを取り消ししたいこともある/このドアを出たら戻れなくなる/ナカジマシン
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